【連載】第18回 海外で日本語教師 角地咲羅さん(タイ)
今回は、国際交流基金の日本語パート―ナーズでタイのプレー県にあるピリヤライプレーという中高一貫校に派遣されていた、角地咲羅さんです。
では、よろしお願いします。
高校1年生の頃、語学研修先のオーストラリアでネイティブの日本語教師とお会いしたことがきっかけで日本語教師という職業を知りました。その後は日本語教師という職に惹かれて京都外大の日本語学科に入学し、卒業後は日本語パートナーズとしてタイ北部に派遣されていました。
派遣地のプレー県では日本語専攻の中学1年生から高校3年生までの生徒に対し、TAとして授業アシスタントや文化紹介、教材作成をしていました。授業では主専攻は「みんなの日本語」、副専攻は「あきこと友達」と「こはるといっしょに」を使用し、会話や漢字、文化紹介を10か月担当していました。パートナーズの活動では文化紹介を求められることが多いそうなのですが、私が派遣されていた学校は文化紹介以上に授業に力を入れていたように感じます。現地の先生とは授業の相談だけでなく、タイの学校や生徒のことについても話す機会が多く、様々なイベントにも参加させてもらえる機会が多くありました。派遣期間終了後はそのままタイで日本語教師として働こうと決めていたので、日本語パートナーズとしての10か月はタイの文化や生活を知る上でも本当に良い経験ができたと感じています。そして、何よりも現地の中高生の日本語に対するキラキラした眼差しや笑顔をたくさん見ることができ、とても充実した10か月でもありました。
派遣終了後はタイ北部の大学で常勤講師として働いています。高校生の頃から目指していた日本語教師としての道は始まったばかりですが、これからどんな学生と出会えるのかとても楽しみです。今後いろいろな日本語学習者と関わっていきたいと考えているので、出会いを大切に、そしていろいろなことにチャレンジしていきたいです。
現在は、タイ、ピッサヌローク、ピブンソンクラーム・
角地さん、ありがとうございました!