kufsnkkの日記

NKKメンバーがお届けする、日本語教師の日々をつづったブログです。

【連載】第20回 海外で日本語教師 中川愛理さん(ロシア)

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赴任しているイルクーツク国立大学


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第18回東シベリア地域日本語弁論大会での集合写真


皆さま、こんにちは。NKK事務局の中川愛理です。私は現在、日露青年交流センターより派遣され、ロシアのイルクーツク国立大学で日本語講師をしています。今日は皆さまに、イルクーツクの町と大学の様子を紹介したいと思います。

 

皆さま、ロシアのイルクーツクという町をご存知でしょうか?ひょっとしたら、ご存じでない方が多いかもしれません。では、「バイカル湖」はご存知でしょうか?ここでピンと来た方がいらっしゃるかもしれません。イルクーツクは、モンゴルのちょうど北に位置しており、世界で最も透明度が高く、最も深く、最も古い世界自然遺産の「バイカル湖」がある町です。昨年よりイルクーツクには 春夏に成田からの直行便が運行を開始し、日本から5時間でイルクーツクに来ることができるようになりました。時差も少なく、日本とは一時間しか時差がありません。ただ、冬にはマイナス40度にもなる極寒の町に変貌を遂げます。

 

そんなシベリア、イルクーツクの町にも日本や日本語が大好きな多くのロシア人学生が日本語を勉強しています。学生は親切で、優しい子が多く、いつも「先生、何か困っていることはありませんか?お手伝いします。」と声をかけてくれます。4月には赴任しているイルクーツク国立大学で東シベリア地域日本語弁論大会、カラオケ大会が行われ、シベリアの様々な地域から多くのロシア人学生が参加しました。また、町の図書館や博物館で書道や折り紙のクラスを開講すれば、興味を持って足を運んでくださる一般のロシア人の方も非常に多く、日本への興味、関心の高さを感じます。

 

あっという間に、イルクーツクでの生活も二年目を迎えました。ニ年目もイルクーツクと日本の心の距離がさらに近づけられるよう、自身にできることは何かを考え活動してまいります。

 

 

今回は、NKK事務局の中川愛理さんにロシアの大学での様子を紹介して頂きました。中川さんはオランダに続いて二回目の投稿となります。

次回は授業の様子なども書いて下さるようなので、楽しみにしていてください。

中川さん、ありがとうございました。