読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kufsnkkの日記

NKKメンバーがお届けする、日本語教師の日々をつづったブログです。

【連載】第6回「海外で日本語教師」アメリカ~ACTFL編part2~

広報の友野です。

ユタ州立大学は期末試験週間です。

今日は11月下旬にサンアントニオで開かれたACTFLの学会の報告第二弾です。

 

ACTFLは様々な言語に関する発表が行われています。

そのプログラムはACTFLのHPからもダウンロードすることができます。

http://www.actfl.org/sites/default/files/pdfs/ACTFL2014/2014_ACTFL_ProgramGuide_FINAL.pdf

しかし、色々な教材や会社の広告も含め総ページ数196。

日本の日本語教育学会でもらう予稿集とは違います。ただのプログラムです。

発表の言語、テーマ、概要、場所、時間などがズラズラっと書かれた冊子です。その中から興味のある発表を探し会場に行くわけですが、私はAATJ、全米日本語教育学会の範囲の発表の会場に居座っていました。

そのプログラムはAATJのHPから見ることができます。

http://www.aatj.org/resources/conferences/2014/fall/ACTFL2014AATJSessionSchedule.pdf

2か所に分かれた会場で3日間に渡り朝8時から発表が行われました。

 

大盛り上がりだった発表を1つご紹介。

Developing Online Teacher Resources for Maximizing Students’ Performance

発表者はカリフォルニアの大学と高校の先生方でした。

f:id:kufsnkk:20141122111521j:plain

超満員の会場です。

内容は、同地域の大学と高校の先生で使えるオンラインリソースを作り、教科書や教材の開発と共同利用をしているという報告でした。コンピュータに慣れている若手の先生から経験豊かな先生までが頻繁に勉強会(食事会兼と言っていました)を開き、一緒に教材を作っているそうです。具体的に作った教材を色々と見せていただきましたが、画像処理や編集の能力と使いやすい教材の知識が合わさって作られているなという気がしました。

また、アメリカでは高校で日本語を勉強した学生が大学に入って日本語の勉強を続けることがよくありますが、高校での学習内容に偏りがあり、3年勉強したのに大学でまた初級から、ということも少なくありません。私のクラスにも毎学期数名そういう学生が来ます。同じ地域で高校と大学の先生が交流し情報交換ができるというだけでも価値がある活動です。

ただ、これはこの地域の参加している先生方だけのオンラインリソースということで一般には公開していないそうです。

 

今回の学会で私が感じた特徴の1つとして、先進的な取り組みをどんどんを発表しようという空気がありました。日本の学会だと「そんなことはうちでは無理」「それにはお金が。機材が。」というような感想が出て来るのではと残念ながら思ってしまいました。この発表も素晴らしい取り組みでしたが、他の地域ですぐに誰もが作れる物ではありません。それでも見終わった先生方が、よし、じゃあできることから頑張ってみよう、という雰囲気で会場を後にしたのが印象的でした。

 

見終わってやる気が出る発表って素敵ですね。

それでは、一時帰国中の広報の友野でした。